akiの将棋&囲碁日記 >考察文

駒落ちのススメ


僕は駒落ちが、上手を持っても下手を持っても大好きである。
道場において、平手の将棋をやらずに、1日中駒落ちでも全然不満はない

しかし、中には駒落ちを毛嫌いされている方もおられるようなので、
駒落ち将棋の良さを少しでも伝えられればと思う

まず第一に、駒落ちというハンデを利用することにより、
誰とでも、勝ったり負けたりの熱い将棋を指せるようになること

多くの人が抱えているであろう、棋力が同じくらいの、
手ごろな対局相手が身近にいないという悩みは、駒を落とすことで、
解決できる

また、第二に棋力向上の観点から見ても、平手だけ行うよりも
上達は早いと思う

下手にとっては、自分よりはっきり強い人と、互角の勝負をすることで、
さまざまな手筋や考え方を身につけやすいと思うし、
上手にとっても、中段玉での粘りや、歩の使い方など勉強になることは多い

さらに言えば、平手の定跡は、どこまで行っても互角であり、その意図するところが
わかりにくい。しかし、駒落ち定跡の場合、元々差があり、確実によくなるので、
その手の意味するところがわかりやすく、研究することで地力がつきやすいように思う

誰とでも楽しく指せるし、強くなりやすい駒落ち将棋
指さなきゃ損だと思いません?


・参考 最強の駒落ち 先崎学 講談社現代新書

(後日、加筆修正予定)

最終更新日 2007/06/10

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